アイワ直営の保養所が、猪苗代湖の北側、磐梯山の南麓にありました。
社員とその家族が安く泊まれて、美味しい料理が腹一杯出てくる。
昭和の中堅以上の企業はどこも保養所を持っていたものでした。
現在でも業績のいい会社は保養所を保有していますが、だいぶ減りましたよね。
現在は、保養施設を運営している企業と提携して、社員の利用に際して補助金を出す形態のところが多いかと思います。
当時も自前の保養所以外に提携保養施設はいくつかありましたが、紀州鉄道オーナーズビラを利用して強羅に行ったくらいかな？
あんまり憶えていません。
ばんだい山荘は猪苗代湖の北側、磐梯山の南麓にあるので、猪苗代湖が一望できるロケーションが魅力でした。
当時はさほど気にしていませんでしたが、なんとも気持ちのいい貴重な景色です。
ばんだい山荘は夏でも涼しく、エアコンは設置していませんでした。
30年ほど前に北海道を旅行したときも道にはクーラーはないよ、という話を聞きましたが、近年は地球温暖化の影響で北海道でも猛暑日が記録されるようになったので、エアコンは必要になってしまいましたね。
ワタクシが最後に宿泊した年、おそらく1994年の夏、は、暑い夏で、スズメバチが全国各所で大量発生した年でした。
ばんだい山荘も、暑かった。
同行した嫁さんが妊娠中で、より暑い思いをしたと思います。
でも、せっかく会津に来たのだから、ということで、喜多方ラーメンを食べに行ったのを憶えています。
ラーメンもうまかったですが、そのあと食べたアイスのほうが記憶に強く残っています。(^^;
ばんだい山荘に行った時の写真が出てきたら、貼ろうと思います。
ばんだい山荘
〒969-3281 福島県耶麻郡猪苗代町西葉山７１１０
2022年4月10日追記：
Google ストリートビューでばんだい山荘を見に行きました。
よく見ると、駐車場の入り口に犬と猫の看板があることに気づきました。
看板には「CANINE HILLS ケーナインヒルズ」とあります。
そして、ストリートビューをよく見るとばんだい山荘の中に入れることにも気づきました。
中は、改装されたペンションでした。
そのペンションの名前がケーナインヒルズだったんです。
ネットでケーナインヒルズを検索してみると、残念なことに2018年で終了していました。
アイワ株式会社が終了したのが2002年10月。
ばんだい山荘も前後して終了したものと思われますが、元獣医師だった中村明雄さんが、跡地の権利を取得。
取得に3年以上かかったことがケーナインヒルズのホームページに記されていました。
※ 2023年3月7日現在、上記サイトにアクセスしたところ、残念ながら閉鎖されておりました。
その後半年ほどかけて改装、2006年7月、苦労されて開業に漕ぎつけられたそうです。
そこから2018年9月までの12年、ペンションとして引き継がれていた、ということ。
ペンションのコンセプトは「ペットと泊まれるペンション」。
我が家でも6年前から柴犬を飼っていまして、4年前からは犬の散歩中に見つけて保護した猫もいる。
2020年8月には丸沼高原にある犬猫と泊まれるペンション、「ペンションコスモス」にGoToキャンペーンを利用して泊まりに行っています。
記事を読んでいただくとわかりますが、この旅が、アイワ博物館立ち上げの遠因になったことは否めません。
長らく忘れていたオーディオ魂を呼び起こされた旅にもなっています。
オーディオ魂は置いておくにしても、元ばんだい山荘がペットと泊まれるペンションになっていることを知っていたら、絶対に行きたかった。
あぁ、2018年より前に存在に気づきたかった。
残念至極、です。
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