も~、どんだけ~!
ありました。
あってしまいました。
4機種目、あぁいや、8機種目ですぜ。
ここまで来るとまだまだあるような気さえしてきます。
TP-710。
この型番も2種類の機種が存在します。
ポータブル・オープンリール・テープレコーダー TP-710
ひとつは1966年、3型リールを使用するポータブルオープンリールテープレコーダー。
カタログでは「電子の耳」と紹介されていますが、いわゆるALCを搭載した初期のレコーダーです。
録音ボリュームやレベルメーターをなくし、低価格でかつ簡単操作を売りにしていたようです。
再生、早送り、巻き戻しの操作はレバー式で、初心者でもかんたんに操作できます。
テープ走行にはキャプスタン駆動方式を採用、走行安定性向上を実現しています。
3号リールを採用し、テープスピードは4.75/9.5cm/sの2スピードに対応しています。
定価11,700円 現金正価11,000円
小型録再オートリバース・カセットテープレコーダー TP-710
もうひとつは1998年、低価格ながらハーフスピード録音をサポートした小型カセットレコーダー。
しかも録再オートリバース。90分テープで3時間連続録音が売りです。
さらに静かなときは録音を一時停止するSLSSもついているので、かなり長時間の会議でもテープを交換することなく1本で収録できます。
小型でもテープカウンターはついているので、同じところを何度も聴きたい場合も探しやすい。
考察
どちらも安価に(といっても昭和41年の大卒初任給は25,000円ほど。11,000円は決して安い買い物ではなかった)販売されたという共通点はありますが、だからといって型番を引き継ぐ必然性はほとんどないといっていいでしょう。
AR-350は別として、SX-M100、TP-710、TP-S30の3機種については1998年以降、相次いで型番をダブらせてしまっていることになります。
やはりバブル崩壊後、商品企画部にベテラン社員がいなくなってしまったことが原因であろう、と推察いたします。
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